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剽窃等の不正行為防止啓発マンガ

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剽窃等の不正行為防止啓発マンガ

剽窃(ひょうせつ)は他の人が書いた文章を無断で利用する不正行為(盗用)であり、決して許されるものではありません。しかし、インターネット等を通じて簡単に文章をコピーペーストできる昨今、授業内課題などの提出物において剽窃行為が行われるという声が聞かれます。KEIO SFC JOURNALをはじめ、学会員が提出する様々な文章を取り扱う慶應SFC学会では、この状況に大きな危機感を覚えています。そこで、剽窃が許されない行為であることを深く考えていただきたく、剽窃等の不正行為防止を啓発するマンガを募集しました(公募期間: 2023年1月13日〜3月13日)。ここに、審査の結果、優秀と選ばれた作品を紹介します。作品が末永く共有されることによって、SFCにおいて各人がプライドをもって文章づくりをしていく土壌が育まれることを期待します。



グランプリ作品

総合政策学部・2年・匿名 希望さんの作品 画像をクリックすればマンガを見られます
英語版
【審査員コメント】4コマ目にて、カモが主人公のほっぺを突くシーンのシュールさ、それに続くおどろおどろしいカモの目で一気に作品に引き込まれる。さらに、SFCで不正行為を防止するためのルールがしっかりと盛り込まれており、普通ならなかなか読まない文をスッと読ませてしまう。淡々とした流れの中、ホッとさせるシーンもあり、そのバランスが絶妙である。最後の「鴨池から応援している」という一言もにくい。大賞に相応しい傑作と言える。



佳作1

環境情報学部・4年・為谷 磨玲さんの作品 画像をクリックすればマンガを見られます
【審査員コメント】一瞬、あの鳥獣人物戯画を剽窃したのではないかと思ってしまうほど、見事な画力。もちろん、この作者のオリジナルの筆である。芸術の域とも言えるラインの引き方が特に見事。セリフは必要最小限におさえられ、だがしかし、イラストに見入っているうちに行間から多くのストーリーが沸いてくる、なんとも不思議な作品。マンガの枠もとりはらい、掛け軸のような風味もある。他の作品とは一線を画する、異次元の作品と言えるだろう。



佳作2

環境情報学部・2年・小田垣 椎太さんの作品 画像をクリックすればマンガを見られます
【審査員コメント】ゲームに燃えまくったために、学業がおろそかになり、そのために不正に走ってしまう大学生。実際に頻発しているであろう、大学生の様子を見事に描写している。「今すぐゲームやめて修正しろぉおー!」の声に対するズッコケと、それに続く主人公のクシャクシャの表情には爆笑した。マンガの中でしっかりと反省をして、主人公の改心を導いたスマホマン(勝手に命名)はえらい。叱ってくれる人の存在のありがたさというものも感じさせる深みのある作品であった。



佳作3

環境情報学部・4年・大国 絢美さんの作品 画像をクリックすればマンガを見られます
【審査員コメント】1コマ目で、お、SFCでの話だね、と思わせ、遠藤君と藤沢先輩というSFC生ならどこかで聞いたことのある名前をもつイケメン2人が繰り広げるドラマ。「まさか!、そんな・・・」という明確なピークを設定し、そこから五月雨式にテンポ良く啓発につながる会話が心地よく展開される。中盤において、カンニング、盗用、剽窃を3コマで示す段においては、画風を変えるなど、作者の多才さが感じられる。多くの工夫が盛り込まれた素晴らしい作品であった。



佳作4

政策・メディア研究科・1年・近藤 美友さんの作品 画像をクリックすればマンガを見られます
【審査員コメント】冒頭の2コマで漫画の背景を読み手にしっかりと印象づけたところでドカーンと剽窃おばけの登場。この剽窃おばけ君がとにかくかわいい。主人公のカモ美ちゃんもとても素直で、いい感じ。二人がおりなすホノボノとしたやりとり(それでいてしっかりとメッセージは伝わる)を、もっと長く見ていたいと思った。最後に、きっちりとオチが用意されているところもお見事。



佳作5

環境情報学部・3年・植田 理紗子さんの作品 画像をクリックすればマンガを見られます
【審査員コメント】剽窃がNG行為だとわかっていても、ついつい手を出してしまいそうになる大学生の心情を巧みに描いている。その様子を最初は静かに見守っていたペンギンくん(ペンペン?)が豹変し、ついには主人公にビンタを食らわせる。こんなペンギンが近くにいてくれたらいいなと思うが、ある意味、このペンギンは自分の中のもうひとりの自分なのかもしれないと考えさせられた。自分を律することができるのは自分しかいない。最後のコマはポスターにしたいとも思えるものだった。



著作権ならびにご利用の案内

上記マンガの作者は上記作品の著作権を慶應SFC学会に委託し、学会がこれらの編集著作権および出版権を保有するものとします。ただし、教育の現場で広く活用されることを目的とするため、利用希望者は事前にフォームにて(関連する事柄はその他をご選択ください)、お問い合わせ内容の欄に利用目的と配布対象を明記し、学会側に報告の上、ご活用いただけます。

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