KEIO SFC JOURNAL


募集要項

『KEIO SFC JOURNAL』Vol.17 No.1 投稿原稿募集

特集編集委員:中西泰人、水野大二郎、松川昌平


湘南藤沢学会では、SFCにおける学術研究の成果を発表する学術論文誌『KEIO SFC JOURNAL』を刊行しております。
今回、Vol.17 No.1(2017年9月発行予定)として、「X Design for Design X―未知の分野における新たなデザインの理論・方法の提案とその実践―」という特集テーマで、論文を募集します。
なお、自由論題への投稿につきましても、下記要領で常時受け付けしておりますので、ぜひご投稿ください。

Vol.17 No.1
  • 特集号テーマ:「X Design for Design X―未知の分野における新たなデザインの理論・方法の提案とその実践―」

  • 特集号の概要:
    インターネットとスマートフォンによるメディア環境の進化とそれがもたらす社会問題、新たなサービスの登場と従来の制度との齟齬、バイオテクノロジーや医療技術の進歩と宗教に基づく生命倫理の問題など、我々の世界を特徴付ける問題は「complex socio-technological system」と表現されるようになった。
    これはデザインに限らず技術や政治や経済など様々な領域で多くの人達が格闘してきた問題であるが、人とモノとカネが移動する速度が上がりその流れが大きくなる中で、その複雑さも増すばかりである。こうした問題をD.Normanら「DesignX」と名付け、デザインおよびデザイナが果たすべき役割を議論している *1。デザイナは従来の職人的な制作スキルだけでなく、システム科学やサービス科学の分野で提唱されているシステム構築の技法を取り込んで、人々が抱える問題に共感し複雑な問題を創造的に解決する必要がある。
    DesignXは新しい知識とスキルを求めている。複雑なsocio-technological systemを理解するために、異なる分野の知識や興味や価値観を持つメンバーからなるチームを作り、従来のデザインの領域(グラフィックデザイン、コミュニケーションデザイン、インタラクションデザイン、プロダクトデザイン等々)を超えた解決策を提供しなければならない。しかしそのために確立された仕組みや裏付けのあるメソッドはなく、Normanも自分が使っているHuman-Centered Designすら他のメソッドより優れている証拠は僅かしかないと言う。
    ではこうした問題に立ち向かうには、単に試行錯誤を繰り返すしかないのか、それとも、たまたま上手くいった人たちの生存者バイアスがかかったメソッドを有り難がるしかないのだろうか。例えスタート地点がそうしたものであったとしても、真に問題と格闘した軌跡には、そこで立ち現れた概念や思想、自分が使うために制作した技術やツール、試行錯誤の中で反復的に使用したプロセスやメソッドの痕跡を見出すことができるだろう。それは従来であれば対立するものとして並置されたものの新しい組み合わせかもしれない。
    かつてはツールや空間を形容し対立する概念として、デジタルか?アナログか?という議論がなされた。もはやデジタルは我々の環境を構成する一要素となり、やがてその問いは、どのようにデジタルとアナログを接続するか?という問いへと更新された。ビジネスとソーシャル、デザインとエンジニアリングも同様であり、ソーシャルビジネスという領域やデザインエンジニアという職能が現れた。様々な格闘の現場で新たに接続された概念は何だろうか。プライベートとパブリック、ローカルとグローバル、個人と社会、機械と生命、完成と未完成、様々な組み合わせが想像できる。そしてそれらを指し示すためにどのような言葉が新しく編み出されているだろうか。本特集は、確固たる方法がない未知の分野における新たなデザインの思想・理論・方法・プロセスの提案とその実践を対象とした論文を募集することで、その漠たるイメージを捉える視点・視座・視野を与えようとするものである。

    *1 http://www.jnd.org/dn.mss/why_designx.html


  1. 募集する原稿の種類

    研究論文、研究ノート、書評論文、書評・学会動向
    原稿をご提出する際、種類を明示してください。

  2. 執筆要領

    原稿を投稿される方は、「執筆要領」に従い、ご執筆ください。

  3. 原稿締切および提出方法

    原稿締切日:2017年2月27日(月) 午後4時

    提出方法:電子的な原稿とそのハードコピー、記載事項記入用紙を湘南藤沢学会事務局へご提出ください。

    • 電子版提出先:
      E-Mail:gakkai@sfc.keio.ac.jp(湘南藤沢学会事務局)宛に「原稿(MS-Word)」と「記載事項記入用紙」を上記アドレスまで送付してください。
    • ハードコピー提出先:
      大学院棟1F(タウ14)、湘南藤沢学会事務局までご提出ください。
      ハードコピーは5部ご提出ください。(サイズはA4判、うち4部は著者名、所属名、職位を伏せた原稿をご用意ください。)

    記載事項用紙はこちらからダウンロードできます。

  4. 投稿資格
    筆頭執筆者となる資格を有するものは、以下のとおりです。

    • 湘南藤沢学会正会員
      政策・メディア研究科・総合政策学部・環境情報学部の教授・准教授・専任講師、看護医療学部、健康マネジメント研究科の教授・准教授・専任講師・助教(有期)※
      ※看護医療学部の助教(有期)の方は、全員学会へ入会されており、学会費の徴収も専任教員(教授・准教授・専任講師)同様に手続きをしております。
      ※政策・メディア研究科・総合政策学部・環境情報学部の有期契約教員(客員教員・特別招聘教員・教員(有期)・訪問教員(招聘)・講師(非常勤)・特任教員)、チェアシップ教授の方は、学会費を納めなければ投稿できませんので、予めご了承ください。
    • SFC全学部生、政策・メディア研究科在籍者、健康マネジメント研究科在籍者
    • その他学会費を納めた者または編集委員会が執筆を依頼した者など

  5. 査読について
    『KEIO SFC JOURNAL』の原稿の種類は、研究論文、研究ノート、書評論文、書評・学会動向があります。

    (*)『KEIO SFC JOURNAL』に掲載される研究論文は、査読付き論文です。
    投稿された研究論文は全て3名の査読者で査読し、原則として、内部の筆頭査読者(チーフレフリー)、2名の外部査読者で行います。
    なお、審査を経て採録となった研究論文の場合、政策・メディア研究科博士課程学位授与の要件として認められます。
    (**)研究ノートおよび書評論文は、2名の査読者で査読し、原則として、内部の査読者(チーフレフリー)、1名の外部査読者で行います。
    (***)書評・学会動向は、1名の内部査読者で査読を行います。

  6. 著作権について
    湘南藤沢学会が発行する出版物につき、審査委員会より出版が認められた場合は、以下の事項を了承したものとみなす。
    (1) 著者は湘南藤沢学会(以下「学会」)が発行するモノグラフ、雑誌その他の刊行物に掲載された論文等の著作権を学会に委託し、学会が論文等の編集著作権および出版権を保有する。
    (2) (1)に基づき、学会は著者の論文等を原文のままの形において印刷物または電子媒体により再出版または再配布する権利を保有する。なお、電子媒体による再配布とは、湘南藤沢学会ホームページならびに慶應義塾大学の運用するWebサイトやデータベースへも登録し公開すること等を意味する。
    (3) 著者は、論文等を他の印刷物または電子媒体に転載する場合は、学会にその旨、通知する。
    (4) 著者の論文等を要約して印刷物または電子媒体により再出版または再配布する場合は、原則として学会は著者から事前の同意を得るものとする。
    ※刊行規程第5条により、採録原稿は湘南藤沢学会ホームページならびに慶應義塾大学の運用するWebサイトやデータベースへも登録し公開いたします。

  7. その他・注意事項
    投稿される原稿は、未投稿のものとします。なお、他雑誌への並行投稿は認められません。
以上